イーサリアムとは?仮想通貨図鑑#7

たくさんある仮想通貨。
・始めてみたいけど種類が多すぎてわからない。
・どの記事読むにしても難しすぎる。。。
・今から始めても遅くないの?
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、
・どんな想いがあって開発された仮想通貨なのか。
・最大の特徴を一言でいえばどんな仮想通貨なのか。
専門用語一切なし
で、まとめていきたいと思います。

第6弾は、時価総額第2位Ethereum(イーサリアム)
時価総額は、約336億ドル(≒40兆300億円)です。(2022/3/18現在)
下図のように、イーサリアムはビットコインに次ぐ仮想通貨で、仮想通貨の二大巨頭ともいえる存在です。

仮想通貨時価総額
Ethereumはビットコインのおよそ40%程度の時価総額

下の灰色の図は、仮想通貨市場においてイーサリアムが占める割合を示しています。2020年初めは8%前後でしたが、2022年4月現在は18%程度まで、少しずつ着実にシェアを伸ばしている通貨です。

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イーサリアムのシェア率(2020/1~2022/4)

じわじわと信頼を集めているイーサリアム。乱立する仮想通貨市場でどんな特徴が信頼を集めているのでしょうか!それではさっそく見ていきましょう。

仮想通貨
イーサリアムまとめ

開発の想い

イーサリアムの開発者はこの方Vitalik Buterinヴィタリック・ブテリンです。

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ヴィタリック・ブテリン

2008年にビットコインを皮切りに、仮想通貨市場は盛り上がりを見せました。ブロックチェーン技術が可能にした、透明性の高く、改ざん(ずるや情報の編集)がしずらい、新しいお金の可能性に皆が見せられていました。

ブロックチェーンや、ビットコインがなぜ注目を集めたのかは、ビットコイン編で説明しているのでもしまだ読んでいない方は↓こちらの記事もぜひ読んでみてください。https://note.com/embed/notes/nbd8384224335

そんな革命的なビットコインですが、もちろん長所ばかりではありません。
ある短所もあったのです

お金を受け取る、お金を送るといったことが得意な一方で、今私たちが使っているようなお金のように、なにかを買ったり、売ったりするお金として扱うには不便だったんです。

自分が作ったメルカリのようなアプリにビットコインでの決済できるようにしたいと思った開発者さんがいたとして①ビットコイン都合のメンテナンスで決済できない、②自分とビットコイン以外の決済を専門としている第三者が入ってコントロールしなくてはならない、③詐欺の恐れ。
といった課題が出てきてしまうことが考えられます。

そこで、ヴィタリックさんは考えたのです。


プログラマーが自分で決済機能をプログラミングで組み込めて、第三者を必要としなくて、売り買いに使うのに適した実用的な仮想通貨がほしい!

そうして誕生したのがイーサリアムでした。

イーサリアムに人が集中していく理由、D-Apps

決済機能を自分でアプリに組み込めて、第三者を必要としないイーサリアムは、アプリを作るプログラマーにそれはそれは、とても便利な仮想通貨でした。イーサリアムで決済ができることを前提に様々なアプリケーションが次々と誕生していきました。

非中央集権型(Decentralized)のお金≒仮想通貨のネットワークを使ってできたアプリをDecentralized Applications(D-Apps)と呼ぶようになりました。

その中には、6100億円以上NFTの取引きが行われているOpenSeaや仮想通貨取引所のUniswap等があります。

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D-appの代表格、OpenSeaとUniswapはイーサリアムのネットワークをベースに作られたD-App

イーサリアムのネットワークを使用したアプリケーションが続々と誕生し、
アプリの利用者が増えることはイーサリアムの利用者も増えるということです。

便利なアプリが増えて、利用者が増えれば増えるほどイーサリアムを使いたいという人も増えていき、イーサリアムの価値も上がっていくいいサイクルですね。

決済機能が自分で組み込める仮想通貨なら他にも実はあるんですが、、、なぜその中でもイーサリアムがこれほど人気なのか。

それは、スマートコントラクト(スマコン)というイーサリアムの技術的な特徴にあります。(今や、仮想通貨界で主流となったスマコンもイーサリアムから始まりました。)

スマートコントラクトとは


一言でいうと、「自動、決済実行、契約書」です。

スマートコントラクト
自動で決済を実行してくれる、スマートコントラクト

ここでは、大地震で骨折してしまってから保険料をもらうまでの流れを例に考えてみたいと思います。

これまでであれば、大地震が起きて骨折してしまったら
保険会社に電話をかけて、多分対応に追われていてつながるまで時間がかかるでしょう。その間も足は痛いです。。。病院へいって骨折している診察書をもらって、保険会社に連絡してまた、つながらなくて、、、ようやくつながってお金が振り込まれる。といった流れです。。。

スマートコントラクトは条件が揃ったら自動で決済を実行してくれます。
この例であれば、「大地震」、「骨折診察書」をもらった瞬間にお金が自分の口座にふりこまれる。なんて世界も夢ではないんです。

特に医療や保険界でブロックチェーンとスマートコントラクトは大活躍すると見込まれています。そんな便利な世界になるのが待ちどおしいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
イーサリアムはプログラマーに優しい仮想通貨でぞくぞくと開発されるD-appsを中心にさらに盛り上がりを見せるでしょう。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございます!

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